戦争遺跡を活用した沖縄戦の記憶の継承について考える文化講座が4日、南風原町で開かれました。

この文化講座は戦争体験者から直接話を聞く機会が少なくなるなかで永遠の語り部として重要性を増す戦争遺跡に関するこれまでの取り組みを振り返り今後の活用について考えようというものです。

県や那覇市、浦添市の職員が各地の戦争遺跡に関する調査について紹介しました。

このうち普天間基地の中に残る集落跡の調査では住民の避難壕だけでなく、タコつぼも見つかっていて日本軍が集落での戦闘を想定し陣地を構築していた事が分かります。

その狙いについて県教育庁の職員が解説しました。

▽教育庁文化財課 玉城綾さん:
「(壕の多くが)屋敷の区画の端に位置しているということが言えるかと思います。(木が茂って)見えにくかったのではないかということで壕が作られているのかと考えています。」

会場を訪れた人たちは戦争遺跡の調査や活用について理解を深めていました。

沖縄テレビ
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