自民党は31日、国防部会と安保調査会の合同会議を開いた。この中で小野寺安保調査会長は海上自衛隊の潜水手当の不正受給をめぐり逮捕者が出たことが明らかになった経緯について、「大臣にも報告が行っていなかった案件が、野党の議論の中で出てきたことは、私ども非常に不快な思いをしている」と強調した。
海上自衛隊の潜水手当の不正受給をめぐり逮捕者がでていた事実は、木原防衛相に報告が行われず自民党にも情報が伝えられない中で、野党が行った防衛省からのヒアリングの中で明らかになっていた。
31日の自民党の会合ではこのほか、自衛隊の人的基盤の抜本的強化について中間報告がなされたほか、海上自衛隊の潜水手当の不正受給については、改めて懸念が示される一方で自衛隊員の給与などの待遇改善が必要だとの意見も出た。