バイク好きが集まる奈良市の道の駅で、不正改造されたバイクが暴走する様子が撮影された。“魔改造”バイクは、別の地域でも確認されており、警察は取り締まりを行なっているが、捕まったライダーたちは、何とも身勝手な言い訳をしている。
夜な夜な現れる不正改造車たち
奈良市にある「道の駅・針テラス」は、バイク好きが集まる人気の場所だ。
この記事の画像(11枚)しかし、夜になると様子が一変、違法に改造されたバイク乗りたちが集まっている。このような、不正改造されたバイクでの走行は、別の場所でも問題となっていた。
我が物顔で走る“魔改造”バイク
神戸市の観光スポットの港でも、夜になると“魔改造車”が爆走する姿があった。
そんな中、警察や国土交通省が6月、不正改造バイクの取り締まりを強化した。
奈良市では、爆音を響かせて走っていた1台のバイクが止められた。
ライダーは取り締まりにガックリとうなだれているものの、「あーしんどい」と呟き、反省するそぶりは感じられない。
取材班が「警察に指導されたが、もう改造しないか」と尋ねてみると、1人のライダーは「改造します」と答え、また、別のライダーも「今日、(違反を)直して持っていって、家に帰ってまた元に戻します」と懲りない様子だ。
さらに周辺でバイクの音が怖いと言われていることについて尋ねると、「バイクの音はでかいけど、乗ってる人間は優しいですよ」と話した。
音は「でかいほうがいい」身勝手な言い訳
“魔改造”バイクのライダーに、「なぜバイクを不正改造するのか」質問をぶつけみた。
2人のライダーは「楽しいから」と身勝手な言い訳をし始め、さらに、「(音は)でかいほうがいい。目立ったほうがいい」と話した。
また、別のライダーも「どうして…?どうして…?気分」と、回答していた。
基準値を超えたエンジン音で整備命令を受けると、15日以内に整備しなければ、50万円以下の罰金が課される。
しかし、それでも後を絶たない不正改造に警察は、今後も取り締まりを強化していくという。
(「イット!」 7月12日放送より)