自民党の茂木敏充幹事長は5日、京都市内で講演し、「新NISAのバージョンアップが必要だ」との認識を示した。
起業家などが集うイベント「IVS2024」での講演で語った。
茂木氏は、2024年1月にスタートした、投資枠が拡大し非課税期間が無期限の新しい少額投資非課税制度(新NISA)について「非常に今、好評だ」と述べた。
その一方で、2024年2月に未上場株も15%までは投資信託に組み込める自主的ルールが制定されたにもかかわらず、「(未上場株を組み入れた)商品ができていない」と指摘した。
そして、茂木氏は、「上場して3年くらいの企業、3年以内の企業、さらには未上場の株式の組み入れ商品ができて投資がされることになると、相当な資金調達ができる」として、「新NISAのバージョンアップを図っていく必要がある」との考えを示した。