自民党の中堅・ベテランの有志議員は4日、岸田首相に対し、政治改革で残された検討課題について議論を急ぐ必要があるとの申し入れを行った。
申し入れには、岩屋元防衛相、中谷元防衛相、石田元総務相らが参加した。
終了後に取材に応じた岩屋氏は「自民党に対する厳しい声をいただいている中だ」と指摘し、政治改革について政策活動費の支出をチェックする第三者委員会の立ち上げや、旧文通費の公開基準の策定など、国会閉会中も議論を進めて早期に結論を得るべきだと述べた。
また、憲法改正について、閉会中も憲法審査会の議論を進めていくべきと提言した。
一方、中谷元防衛相は、政治資金の使い道をめぐって「領収書は10年先とか国民の感覚からずれていて非常にモヤモヤ感が多いと思う」と述べ「党をあげて取り組まなければ信頼回復できない」として政治改革の必要性を訴えた。