9月に自民党の総裁選挙が控える中、岸田首相は6月29日、山梨県を訪れ、地方行脚をスタートさせました。
山梨県で岸田首相は、電子部品を製造する中小企業や先端技術を用いた農業に取り組む企業の視察などを行いました。
総裁選も視野に入る地方視察について記者団に尋ねられた岸田首相は、「公務の日程を調整しながら、できるだけ多くの現場の声を聞いていく」と述べました。
北杜市で岸田首相は、「地方の現場の声を丁寧に聞いていく取り組みを進めていきたいと思います」と述べました。
一方、AI(人工知能)やデジタルなどを活用した「スマート農業」については、2025年度予算の概算要求に向け、「新たな支援措置の創設を具体化する」との方針を表明しました。
岸田首相は、「2025年度からの5年間を『農業構造転換集中対策期間』として、農政の再構築に取り組んでいく」と強調しました。