高松市の高松空港で航空機の事故に対応する新しい化学消防車が導入され、6月24日、報道関係者に公開されました。初動が大切な消火活動に役立つ性能となっています。

(中村香月記者)
「これまで高松空港で使われていた化学消防車の水を出せる量は約6000リットルでしたが、今回導入された車両は、約1万リットルと大幅にスケールが上がっています」

新しく導入されたのは、最先端の消防車両などを製造するオーストリアの企業、ローゼンバウアー社製の化学消防車です。航空機の事故による燃料火災などに対応するもので、全長約12メートル、総重量は約34トンです。

航空機の事故は、乗客らが逃げ遅れた場合、犠牲者が多くなる可能性が高いことから、早い段階での消火・救助活動が重要とされています。

新しい車両は、約30秒で時速80キロまで加速できるのが特徴で、5つの放水口から毎分5200リットルの水と消火剤が放出され、最大90メートル先まで届くということです。高松空港でこの車両が導入されるのは初めてで、従来の車両より毎分700リットル多く水を放出できるなど、迅速で安全な消火活動が期待されます。

(高松空港 小幡義樹社長)
「全体としての空港消防の水準を保てるように、これからも定期的に他の車の入れ替えなどを検討したい」

新しい化学消防車は、7月24日から運用が始まる予定です。

岡山放送
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