ロボット導入で銀行業務を大幅削減

本日はみずほフィナンシャルグループ、明日は三菱UFJと三井住友フィナンシャルグループと、メガバンクの決算発表が今日明日で出てくる。
このところ銀行は収益低迷に苦しんでおり、株式市場でも銀行業の時価総額のウェイトがどんどん下がり続けている。
そんな折に、ようやく大手銀行からリストラ策が発表された。

 その中の目玉の一つとして、ロボットを導入して銀行業務を大幅に削減しようという案がある。
三菱UFJ銀行は2万時間分の業務を削減、みずほ銀行も年度内に30万時間分を減らす。
三井住友銀行は2020年3月までに1500人分の業務(時間に換算して300万時間分)を削減すると発表した。
こういうリストラ策で銀行の収益性が向上するかどうか、今日明日の決算発表で株価がどう反応するかが注目点だ。

“単純作業”から“”クリエイティブな業務”への転換?

実際これまで何十万時間、何百万時間もかけて人の手で行われてきた業務をロボットが代行することになると、今後“その人たち”はどんな仕事をするのだろうか。

リストラと言っても、早期退職希望者を募って人員を減らしたり、関連会社への出向・転出を促すなどの人員削減策はあるが、やはり日本企業はドラスティックに人を”解雇”するという決断はなかなか難しい。

それより単純な仕事はロボットや機械へ任せて、人間はもっと付加価値や生産性の高い仕事をするべきだという議論がある。
そういう業務に就いてもらうのが本筋だろう。

だが、フィンテックでどんどん金融の世界が変わっていく中で、従来型の銀行業務で、果たして人の手によって新たな業務が創造できるのだろうか。
そんなクリエイティブな分野がまだ銀行業務にあるのかというと、非常に疑問だ。

ロボット導入によって浮いた時間で “人間” は果たしてどういう働き方をするのか、今後注目していきたい。