宮城県富谷市は、職員が身に付ける名札の表記を6月から「名字のみ」にすることを決めました。じつはこうした動きは全国で広がっているんです。こちらは、宮城県内の状況です。県内でもすでに、赤色で示した10の市町村で職員のフルネームを名札に表記しないことにしています。一体、なぜなのでしょう?

富谷市 若生裕俊市長
「職員を守っていくことも、私たちの責任だと思っていますので、安心して職務に専念できる環境づくりに努めるため、名札を見直しする」

職員が業務中に身に付ける名札。富谷市の若生市長は、フルネームの表記を「6月からやめる」と明らかにしました。変更後の名札には、名字だけが記載されることになります。理由は、職員への迷惑行為「カスタマーハラスメント」を防ぐためです。

富谷市 若生裕俊市長
「『カスハラ』を含めて想定して、職員をある程度しっかりと守るため対応することにした」

おととし行われた全国調査によりますと、「説教など権威的な態度」を取られたことがある公務員は59.2パーセント。「暴言」を受けたことがあるのは57.1パーセント。「同じクレーム内容の執拗な繰り返し」が、49パーセントなどとなっています。

富谷市ではまだ発生していませんが、県外の自治体では名札をもとに職員の個人情報が、インターネット上にさらされるなどの問題も起きているということです。県内ではすでに、10の自治体で名字のみの表記としています。カスハラ対策などを理由に、ここ2年で多くの自治体で見直しに踏み切っています。

富谷市 若生裕俊市長
「万が一、窓口で問題があったときは、すぐに管理職が対応するようにしている。全庁挙げてしっかりと、カスハラ対策に取り組んでいる」

仙台放送
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