政府の地震調査委員会は、関東から九州・沖縄地方まで広い範囲で被害が想定される南海トラフ地震が、30年以内に発生する確率を70~80%としている。

東日本大震災や九州北部豪雨がそうだったように、災害はいつどれくらいの規模で起きるかわからない。

そのため、日本に住む私たちは常に備えておくことが必要だ。

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「緊急地震速報」や「国民保護情報」など、ユーザーの安全な暮らしに役立つ情報を配信する「Yahoo!防災速報」アプリが、26日にリニューアルされた。

同サービスは、スマートフォンで使用できる「アプリ版」とパソコンや従来型携帯端末で使える「メール版」と合わせて約1270万人(2018年3月時点)のユーザーに利用されている。

緊急地震速報時に「いまとるべき行動」を表示

リニューアルのポイントの一つは、緊急地震速報発生時に取るべき行動のプッシュ通知。

最大震度や揺れの到達予想時間とともに、「あたまを守るなど強い揺れに備えてください」など、いち早く身を守る行動を取れるように具体的なメッセージをイラストで表示する。
さらに、「出口を確保する」「火を消す」といった揺れが収まってからの行動についても案内してくれる。

避難場所」と「避難所」の違い 74%が把握せず

さらに、災害発生時に「避難場所」を確認できる機能の追加。

住んでいる地域によっては、地震や洪水などの「災害の種類」に応じて避難場所が異なる場合があるが、現在地や登録地域の該当する災害に対応した避難場所を探すことができる。

この機能を追加した背景には、切迫した災害の危険から逃れるための「避難場所」と、その後の避難生活を送る「避難所」の違いを約74%の方が把握していなかったことがある。(2018年3月Yahoo! JAPAN調べ)

また、東日本大震災において、津波や地震といった災害ごとに避難場所が指定されていなかったなどの理由で、避難場所に逃れたものの、その施設に津波が来て、多数の犠牲者が発生してしまったことなどがあげられるという。

警戒レベルに応じた色分け

そして、トップページも災害情報に応じてわかりやすく色分けされた。

例えば気象警報の場合、「特別警報」=紫、「警報」=赤というように、現在発表中の災害情報を、警戒レベル順に紫→赤→オレンジ→黄に色分けして表示。

災害情報を直感的に把握できるようになった。

またアプリには、防災に備えるために役立つ情報も掲載されている。

他にも、各種災害発生時に必要な知識を四コマ漫画で学べる「防災コラム」のほか、「防災グッズ一覧」では、非常食や非常用トイレなどの防災グッズを紹介するYahoo!ショッピングのページを見ることができる。

気象庁の発表する緊急地震速報も、3月22日から新たな手法を用いたものになり、巨大地震が発生した場合の震度の予想精度が向上したという。

巨大地震が発生し、実際に大きな揺れが観測された地点から、最大で30km離れた地域の揺れを予測するもので、最初に緊急地震速報を出した地域より遠い地域にも、緊急地震速報の「続報」が発表される。

これにより、南海トラフ地震のような、広い範囲で強い揺れが発生する巨大地震にも対応できるという。


いつ起きるかわからない災害に対して、さまざまな防災サービスの発展が、自身や身の回りの人たちの安全につながっていくのかもしれない。