仙台を拠点に活動する現代美術家の成田真梨菜さんが仙台市内で個展を開いています。カラフルな作品に込めた思いを聞きました。

現在開催中の、現代美術家・成田真梨菜さんの個展。カラフルな色使いの楽しい作風が特徴的です。

伊藤瞳アナウンサー
「こちらが成田さんと言えば、こけしガールズですね」

こけしに表情や絵柄をのせて、「個性」を表現している成田さんの代表作「こけしガールズ」。今回はその中に「こけしボーイ」の姿も!

現代美術家 成田真梨菜さん
「こけしと言えば女の子だけど、今の時代は多様性になってきたので、ボーイズもいて良いのかなって」

一方こちらは世界的に有名な『モナ・リザ』とカラフルな動物を描いた「モナとリザ」。

現代美術家 成田真梨菜さん
「物語を作ってここに『モナ・リザ』の絵が好きな牧場主がいて、牛にモナ、馬にリザという名前をつけて可愛がっている」

伊藤瞳アナウンサー
「だから作品名が『モナとリザ』なんですね」

カラフルでユニークな作品は見る人たちに「元気」を届けています。

訪れた人
「見ているだけで、元気がもらえるような、楽しい気分になるような絵で、本当に素敵だなと思います」
「やっぱり明るくなりますよね。いろいろ実生活は大変だけど、それでもこんな素敵な世界があるんだなと思って、元気をもらった気がします」

成田さんには、この個展にもう一つ、込めた思いがあります。

現代美術家 成田真梨菜さん
「宮城県全体を市町村別で分けて動物・植物・果物で表現しました」

宮城県の地図を動植物で表現したこの絵、テーマは、「一致団結」だそうです。

現代美術家 成田真梨菜さん
「震災のとき一致団結して乗り越えたので、みんなで手を取り合っていけたら良いなと思って」

高校2年生のとき東日本大震災を経験した成田さん。当時は、一時、絵を描けなくなってしまったと言います。

現代美術家 成田真梨菜さん
「東日本大震災の後、心細かったというのもあったり、すごく不安で絵が描けなくなった。そのとき高校の担任の先生から、今こそ芸術の力が必要だ。芸術はみんなを明るくする力があるから、みんなに力をわけてほしいと言われて、やっぱり描かなきゃいけないんだなってやはり描くことが必要だなって」

そんな経験から、能登半島地震に心を痛め、今回の個展の売り上げの一部を寄付することにしました。

成田真梨菜さん
「東日本大震災の時、支援とか色々あったおかげで気持ちを安定してまた絵を描けるようになったので、私も恩返ししたい」

芸術の力で世界を「元気」にしていきたいと話す成田さん。今回の個展のテーマを聞くと…。

現代美術家 成田真梨菜さん
「楽しく、楽しく、そして楽しく」

成田真梨菜さんの個展は5月26日まで仙台ヒルズホテル1階のアール・フランセ・ギャラリーで開かれています。

仙台放送
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