能登半島地震で土砂崩れが起き奥能登では14カ所で川がせき止められる土砂ダムができています。
国は梅雨の時期を前に応急復旧工事を進めていて5月中に完了する見通しです。

輪島市熊野町(くまのまち)。高さ120メートルの斜面からおよそ5万立方メートルの土砂が崩れ、河原田川(かわらだがわ)をせき止めました。
いわゆる「土砂ダム」です。

この土砂ダムにより川の上流では…

国土交通省北陸地方整備局能登復興事務所本田正和マネージャー:
「土砂でも被害にあってますけどそのあとあふれた川がここを流れていったので土砂もきたし、水も流れたということで…」

土砂ダムによって川がせき止められ、水があふれたことによって上流付近の住宅では2メートル近く浸水。
大規模半壊となるなどの被害が確認されました。

そこで国土交通省では県から権限代行を受けて1月から復旧工事に着手。

川幅16メートル、水深3メートルの応急の水路を5月中に完成させ梅雨時期に備えます。

国土交通省北陸地方整備局能登復興事務所本田正和マネージャー:
「ようやく元々あった川と同じ断面の川を施工することができることとなりましたこれから出水期が始まりますが、ある程度の安全が確保できたかなと思っています」

熊野町 宮地寿夫区長:
「とりあえずここまでできましたので、あとはじっくりと検討していただいてもう1回同じような地震が来てもこんな崩れ方をしない復旧をお願いできれば」

国土交通省によりますと今回の地震で輪島市と能登町の6河川14カ所で土砂ダムが確認されました。
現在は安定した状態ですが、今後、大雨が降った場合、輪島市内を流れる河原田川(かわらだがわ)・紅葉川(もみじがわ)寺地川(てらじがわ)・牛尾川(うしおがわ)の4カ所は決壊する恐れがあるということです。
そのため、国土交通省はこれらの土砂ダムでも応急の水路を開設する工事を進めていて、いずれも5月中に完了する見通しです。

石川テレビ
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