3月に入り、暖かい日が増えてくると、悩まされるのが急な眠気だ。

眠くても寝ることが許されない授業中や会議中に、眠気と格闘したという方も少なくないのではないだろうか。

そんな中、あるTwitterユーザーの「眠気覚まし」に関するツイートが3万2000以上リツイートされ、話題になっている。
「眠気に襲われたら5秒だけ腰を少し上げるというのを3回ほど繰り返すそうです」「踏ん張ることで足に力を入れて、血液を脳に押し上げて眠気が飛ぶとのこと」だという。
この眠気覚まし法は本当に効果があるのか?
一般社団法人「日本眠育普及協会」の代表、橋爪あきさんに聞いた。

応急処置としては効果があるのでは

ーー「眠気に襲われたら5秒だけ腰を少し上げるというのを3回ほど繰り返す」。この方法は眠気覚ましに効果がある?

ストレッチなど体を少し動かすことは眠気覚ましに効果がありますので、この方法も体を動かすという意味では効果があるのではないでしょうか。

ただし、あくまでも応急処置としての眠気覚ましです。

「血行がよくなる=眠気が飛ぶ」ではない

ーー眠気覚ましになる理由「踏ん張ることで足に力を入れて、血液を脳に押し上げて眠気が飛ぶとのこと」。こちらについてはどう思う?

足を上げたり下ろしたりすると血行がよくなるのですが、「血行がよくなる=眠気が飛ぶ」ではありません。お風呂やコタツでなどで、体が温まってくるとむしろ眠くなるものですから、「血行がよくなる=眠気が飛ぶ」というのは、誤解を招くと思います。

この記事の画像(2枚)

おすすめは「背筋を伸ばして目を閉じる開くを繰り返す」

ーー授業中や会議中、周囲にバレることなく眠気を覚ますおすすめの方法は?

1日の中で眠気は出てきたり、沈んだりを繰り返しています。
特に、午後は眠気のリズムが強く現れる時。眠気が出てきたときには、体に緊張感を与え、覚醒にもっていくのが大事。
この考えのもと、効果的な眠気覚ましの方法は、まず、背筋を伸ばして、体を動かすことです。

たとえば、「背筋を伸ばし、目を固く閉じ、パッと大きく見開くを繰り返す」「左右の肩甲骨を強く突き合わせる」「鼻で大きく息を吸って、口で大きく息を吐く」。
「手首、足首をストレッチする」などです。
周囲にバレてよければ、「外に出て新鮮な空気を吸う」、「窓際に行って、太陽の光と外気を浴びる」、「おしゃべりをする」、「おやつを食べて、口を動かす」。
一番効果的なのは、「屋上に行って、歌をうたうこと」です。これは眠気が覚めますよ。


橋爪 あき
一般社団法人日本眠育普及協会代表、睡眠改善インストラクター(一般社団法人日本睡眠改善協議会認定)、日本睡眠学会正会員睡眠改善インストラクター(日本睡眠改善協議会認定)/日本睡眠学会正会員
睡眠文化研究者/睡眠健康推進機構登録講師(公益 法人 精神・神経科学振興 財団内)