米トランプ大統領の「首都認定」発言で注目を集めているエルサレムですが、先日、エルサレムのイスラム教指導者ムハンマド・アーイド師が、「我々は(金正恩のように)核ミサイルのボタンを手元におくカリフ(指導者)を必要としている」と述べました。

アクサー・モスクで行われた説教において同師は、北朝鮮の金正恩が「私の執務室の机の上には核ボタンがあり私の手はその上におかれている」と言うことによってアメリカを脅迫し、トランプに「オレの核ボタンはおまえのより大きい」と言わしめただけではなく、交渉に応じる準備があるとまで言わせたと指摘。

人口たった2500万人にして共産主義を掲げる不信仰の小国ですら、世界の超大国アメリカを震え上がらせることができているのに、イスラム諸国はアメリカの補助金でジャブジャブになった結果、アメリカの言いなりになり、エルサレム問題一つ解決できないと批判しました。

そして数の上では圧倒的にアメリカの人口を凌駕するイスラム教徒たちがこんなに脆弱なのは、エジプトのシシ大統領やサウジのサルマン国王のような統治者たちがイスラム教を裏切っているからだとし、我々は金正恩のように核ボタンを手元におくカリフを奉ずるカリフ制を樹立しない限りアメリカに報復することはできない、と述べました。

その上で核兵器を保有しているパキスタンを名指しし、「あなた方の核ボタンはどこにあるのだ?それさえあれば、エルサレムを解放することもできるし、世界中のイスラム教徒たちのために復讐できるではないか?」と挑発しました。

以前から同師の発言は非常に興味深いものが多いのですが、今回のものはその中でも抜きん出ています。言っていることは滅茶苦茶なようでいて、ある意味正論です。