ベランダでキャンプ気分を味わう、その名も「ベランピング」。

「ベランピング」とは、“ベランダ”と“グランピング”を掛け合わせた言葉。

この夏、やってみたい人へ、そのコツと注意点を取材してきた。

夏空のもと、にぎわう行楽地、そしてお盆の風物詩、帰省ラッシュ。
これらは、どれも2019年の夏の様子。

コロナの感染拡大で、そんな当たり前の夏を過ごせない2020年の夏。
にわかに注目を集めているのが...。

戸建ての広めのテラスに、大きなソファ。
ポイントは、近隣の住宅から視線を遮るサンシェード。
夜には、大きなスクリーンを設置し、映画も。

とってもラグジュアリーな空間、これが今、話題の「ベランピング」。

ベランピング歴9カ月の仁田ときこさんは、屋上にイスやテーブルを持ち込み、優雅なひととき。

そして、芸能界でもベランピングを楽しむ家族が。

俳優の杉浦太陽さん(39)と、タレントの辻希美さん(33)一家も、ベランピングを満喫!

この究極の“安・近・短”。
ベランピング熱が高まっている。

そもそもベランピングとは、「ベランダ」と、ゴージャスなキャンプを表す「グランピング」をあわせた造語で、自宅のベランダなどでキャンプ気分を味わうもの。

ベランピング歴9カ月・仁田ときこさん「(キャンプに)行きたいたいけど、今は怖いので、自宅でできることをと思って、いろいろと試行錯誤。ベランピングのよさは、自宅でリフレッシュできて、外の気分を味わえるのが一番の魅力」

国内最大級のアウトドア専門店「Alpen Outdoors 柏店」でも、ベランピングを意識したディスプレーを展開中。

石本沙織キャスター「ベランダをイメージして、ディスプレーされているんですか?」

Alpen Outdoors・宮本真理さん「そうですね。ベランダとか、家でも使えますよという意味で。テントも小さくてイスも低くて、テーブルも低く、ロースタイルというのが、はやりが出ている。“コンパクトにコンパクトに”というのが増えてます」

ベランピングでも使い回せるように、2020年のアウトドア商品の売れ筋は、ずばり「小型化」グッズ。

都内のマンションなどに住んでいて、“うちのベランダは、狭いから無理”とお考えの方も大丈夫。

狭いベランダでもできる、ワンランク上のベランピングのコツを、この言葉を生み出した雑誌「LaLa Begin」の編集長・鈴木貴子さんが伝授。

その名も「ベランピング3カ条」。

まずはポイント1、「居心地のいいイスを置くこと」。

LaLa Begin・鈴木貴子編集長「(ベランダに)居場所がないので、できればイスがあると、そこに居場所ができる」

さらにポイント2、「観葉植物などの“グリーン”」。

鈴木貴子編集長「今、家庭菜園や多肉植物を育てている方がいると思うので、グリーンがあるといいと提案してきた」

加えてポイント3、「ラグなどを敷くと、生活感が出ずにリラックス感がアップ」。

鈴木貴子編集長「“ちょこちょこ買いそろえるだけでいい”が、ベランピングのいいところ」

例えば、どこの家にもありそうな細長いベランダも、緑の「マット」や「ラグ」を敷き詰め、観葉植物で「グリーン」を置き、お気に入りの「イス」でステキ空間に。

番組ディレクターの家のベランダは、三角形で3畳半。
予算は3万円以内で、“ベランピング”に初挑戦。

この狭さでも、ステキ空間はでき上がるのだろうか?

生活感を出さないための「ラグ」を敷き、「観葉植物」。
狭くても置けるコンパクトなローテーブルに、折りたたみ可能な「イス」。

鈴木編集長が、夏にベランピングをオススメする時間帯は「夕方」。

夏の夕涼み、照明などで演出すると、ワンランクアップできるそう。

狭くて小さなベランダが、わずか15分で、ステキに様変わりした。

そして、コツの3カ条とともに、注意点が。

鈴木貴子編集長「置きっぱなしはNG。サッと片づけられるものを」

マンションのベランダは共有部分の場合があるので、絶対に避難経路はふさがないこと。
すぐに片づけられるものをそろえたほうがいいという。

ベランピングをする際には、「火の気」、「騒音」、「安全面」に注意が必要。

そもそもマンションは、火気厳禁のところが多い。
戸建てでも煙がもくもくするバーベキューなどは、近所迷惑になる。

大音量の音楽などを流すのも、マナー違反になる。

そして、何と言っても、安全面には注意が必要。

避難経路や避難ばしご、隣の壁はふさがないように。

また、イスなどを置いたままにすると、転落事故にもつながるので、なるべく1回1回片づけるようにする必要がある。