夏休み中の高校生に建設業の仕事について理解を深めてもらおうと、秋田県湯沢市の高校で体験会が開かれた。生徒たちが鉄筋の接合や足場の組み立てなど建設現場の実務に挑戦した。

 特殊な機械を使って2本の鉄筋をつなぎ合わせる高校生。30日は湯沢翔北高校雄勝分校や増田高校の生徒など約30人が型枠工や鉄筋工、とび工の3つの工種を体験した。生徒たちは、慣れない作業に苦戦しながらも夢中で作業に取り組んでいた。

 秋田労働局によると、2020年春に卒業した高校生の建設業の充足率は13パーセントで、建設業者が100人の求人を出しても県内では13人しか就職していない状況。

 体験した3年生の男子生徒は「将来は建設業で働きたい。最初は大変とかつらいとかマイナス面のイメージが大きかったが、体験してみて楽しさややりがいを感じた」と話した。2年生の女子生徒は「機械を使うのはすごく難しかったが、くぎを打ったりすることが楽しかった。フェスタとかをどんどん広めていって参加する人を増やしていけば建設業に就きたいという人も出てくると思う」と期待寄せた。

 会を主催した雄勝建設業協会は「1人でも多くの高校生が湯沢雄勝の建設会社に就職してくれれば」と話している。