動画が話題!定時退社のプロたち「ビジネス帰宅部」

KDDIが3月19日、定時退社を目指す「帰り方改革」を提案する動画「#ビジネス帰宅部」を公開し、現在 500万回超再生され話題になっている。

凛々しい姿の6人の会社員たちは、あるスキルを身に着けた「定時退社のプロ集団」。それは、残業を回避するために、さまざまな方法を使ってうまく上司をかわしていくもの。全国の定時で帰りたい会社員たちを応援する内容となっている。

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「働き方改革」の推進により、長時間労働の問題が見直されているが、改善が行き届かずに残業を抱える人も少なくないだろう。
この動画では、「急ぐ仕事ではないから、今日は早く帰りたい」会社員に知ってほしい「帰宅スキル」を学ぶことができる。

残業はしない!7つの「帰宅スキル」

ストーリーは、時計が定時の17時を指すところから始まる――仕事を終えたのか、書類を整理する社員のもとにやってきた上司が、「これよろしく!」と分厚いファイルを差し出す。
笑顔の上司に対し、「やっべー!!もう定時だよ! え、マジ焦ってんだけどな…間に合うかな。え、どうしよ、やべーって!」周囲に訴えかけるように大きな独り言を繰り出す社員。
これは、「定時の大号令」という技で、定時を過ぎたことをアピールすることによって、追加の仕事を振り切ろうというものだ。

次に上司が声をかけたのは、今まさに帰ろうとしている女性社員。鞄を抱え込んで帰宅の姿勢を崩さない「バッグホールド」で切り抜ける。

他にも、椅子にジャケットをかけて、まだオフィスにいるように見せかけ帰る「変わり身ジャケット」や、近づいてきた上司に気付いた瞬間、急な着信を装って逃れる「でんわ中がえり」という高度なスキルが。

「ほのめかシグナル」を使う女性社員は、午前中の寝癖スタイルから午後になって華やかな姿に変身。「今夜は用事があるオーラ全開」で、上司を圧倒する。
それでも仕事を頼もうとすと、上司の目元に腕時計を近づける「チラチラウォッチ」で強くアピール。頑として残業を受け付けない。

“あるある”から7つを厳選…担当者に聞いた

披露される華麗な「帰宅スキル」の数々は、思わず使いたくなるものばかりだが、実はこの動画、KDDIが開発したセットトップボックス「ケーブルプラスSTB」のプロモーションとして制作された。

今回の動画を制作した経緯や「帰り方改革」について、KDDIの担当者に話を聞いた。

ーーなぜ「#ビジネス帰宅部」の動画を制作したのですか?

昨今、若い世代のテレビ離れが指摘されていますが、「いろんな動画を楽しみたいけど、とにかくオレには時間が無い!」「元気がでる番組を見てがんばりたい!」「泣ける動画で癒されたい!」という若年層の人々に、ケーブルプラスSTBを体験していただきたいとこの様な動画で拡散を狙いました。
その手段として、「働き方改革」から「帰り方改革」という切り口でアプローチしました。
もちろん、早く帰りづらい若年層の代表として新入社員も意識しています。4月を目前にしたタイミングで公開することで、入社シーズンにハマれば面白いなと考えました。

ーー定時退社も「働き方改革」の一環だと思われますが、あえて「帰り方改革」とネーミングした理由は?

直接的に「一刻も早く帰りたい」ということを伝えたいため、この造語をネーミングしました。

ーー7つある「帰宅スキル」の中で、いちばん効果的なのは?

やはり一番は「でんわ中がえり」ですね。制作会社と一緒に「約2億通りのあるある」を出し合い、7つを厳選しました(笑)
現場でも、監督や演者さんも交えて演出を凝りましたが、「変わり身ジャケット」の”腰のキレ”は演者さんのアドリブです。
ネットの評判では、上司を先に帰らせる「スタンディング・オツカレーション」の反応が一番よいです。

ーーKDDIには実際に「ビジネス帰宅部」が存在する?

もちろんありません…ですがこれを機に、非公式で立上げました(笑)


現在の再生回数は、YouTubeや各ネットサイト、SNSの埋め込み動画をあわせて、500万回超とのこと。
ネット上では、「使える、ワロタ、この技イイ」といったポジティブな意見が多くみられ、ツイッターの人気アカウント「全日本もう帰りたい協会」でも紹介さている。

「#ビジネス帰宅部」の次回作については、未定とのこと。「2ndシーズンを制作するためには残業が必要なので(笑)」とお茶目に話してくれた。

(画像・映像提供:KDDI)