生糸の原料となるまゆをつくることで知られるカイコ。

九州大学はこのカイコを使い、わずか2カ月で新型コロナウイルスの「抗体」とその抗体が異物と判断して攻撃する物質、「抗原」の開発に成功しました。

◆九州大学・日下部教授

「カイコを使うメリットは、非常に作りにくいタンパク質を大量に作れるということ」

「カイコで安価に作る。皆さんに安価にワクチンが手に入るという状況を作れる」

カイコは特定のウイルスを体内に注入すると、そのウイルスに対応したタンパク質を生み出します。

九州大学はこの仕組みを利用して、新型コロナウイルスに対応したタンパク質を生み出し、抗原と抗体を開発しました。

現在は、九大発のベンチャー企業、その名も「カイコ」とともにこのタンパク質を利用したワクチンの開発を進めています。

カイコは飼育がしやすく、大型の施設も不要なため製造コストを抑えられるメリットもあります。

◆九州大学・日下部教授

「ワクチンがないとすべてのものが止まってしまう可能性があって、ワクチンというのがあれば一定の道筋を付けていけるんじゃないかと」

カイコを使った新型コロナワクチンの開発。

九州大学では2年以内の完成を目指しています。