エルダーフラワーとレモン風味の春のケーキ
3月20日、イギリスのヘンリー王子とメーガン・マークルさんのウェディングケーキについて発表がなされました!
日本では馴染みのないエルダーフラワーとレモンを使った春を表すケーキ。
エルダーフラワーは、ヨーロッパではシロップとして飲み物に使われる植物。
スポンジの上にはバタークリームを乗せて、飾り付けには本物のお花が使われるのがポイントで、イギリスのメディアでも結婚式では伝統的なフルーツケーキではない事が話題に。
でもあの二人の事なので誰も特に驚かない。
イギリス王室には新しくモダンな風が吹いてきた。
その名もメーガン・マークル風。
パティシエはメーガンと同じカリフォルニア育ち
パティシエは、昔メーガンさんが自分のライフスタイル・ブログでインタビューをした同じくカリフォルニア育ち、ロンドン在住アメリカ人のクレア・プタックさん。
ロンドンに引っ越してきた当初はパブで働いていて、その後ロンドンのマーケットで、自宅で作ったケーキを売り始めた後に、2010年にお店を持つ。
そして英王室のウェディング・ケーキをまかされるとは、まさに英国でのアメリカン・ドリーム!?

「VIOLET」に行ってみたら驚いた!
メーガンさんがどんなお店を選んだのか気になったので早速行ってみた。
東ロンドンのハックニー地区にある「VIOLET」。
そしてちょっとびっくりした。
英王室のイメージを覆す、素朴なお店。
まずお店が位置するのは、本当に特に何もない、東ロンドンの住宅街。
東ロンドンはサブカルチャー重視のイケテル地域も多いが、ここは本当にただの住宅街。
お店の中は地元の人ばかり。
自分がわざわざお店に行ったら、すごく浮いている感じがしました。
「メーガンさんが選んだから行ってみた」と言うミーハーな人が来たと分かったら恥ずかしいなと思いつつ入ってみる。
お店の中はかなり狭い。
通路のすぐ横のカウンターでケーキを作っていた。
環境に優しい自然派ホームメイドスタイルの店
まさに自然派のホームメイドスタイルと説明したら言いのだろうか・・・。
結婚式の招待客はおよそ600人。
実際に英王室のケーキはあそこでは作れない気がした。
どこか他に場所を借りるのだろうか・・・。
または宮殿のキッチンが使われるか?
残念ながらそこまで情報は出てきていない。
お店の座る場所は外か二階のみ。
中は相席の大きな木のテーブルに座る感じ。
「外の人」の私にとっては何か落ち着かない感じ。
誰かの家に初めて来た感じ。
ケーキはもう置いてなく、カップケーキとキッシュを注文した。

食べ物は確かにおいしい。
このボヘミアンなパティシエが重視しているのも、環境に優しいオーガニックと季節の素材。
そして地域のコミュニティーをサポートしている感がメーガンさんのアピールしたい部分なのではと実感する。
どんなウェディングケーキになるかは当日のお楽しみだが(5月19日)、このお店「ヴァイオレット」のインスタグラムでケーキを想像してみては?
https://www.instagram.com/violetcakeslondon/
ちなみにダイアナ妃とチャールズ皇太子のウェディングケーキはイギリス海軍の職人が作ったとのこと。
しかも14週間以上かかったとか。
それも驚き。
【FNNロンドン支局:シバリまりこ】