冬本番になると恋しくなるのが、コンビニエンスストアの中華まん。

1年を通じて売り上げがピークとなる12月、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ3社は、肉まん・あんまん・ピザまんといった定番を強化する一方、個性豊かな具材を詰め込んだオリジナルの中華まんに力を入れている。題して「バラエティ中華まん」だ。

セブンイレブン・ジャパン 商品本部 杉本遼平さん:
こっちも食べてみようかな」というところを狙って、新しい商品を出しています。

ファミリーマート 商品・物流・品質管理本部 河口美砂さん:
バラエティ商品は、月に2~3品ほど発売しています。

ローソン 商品本部 鈴江裕子さん:
中身が面白くないと、なかなかお客様も飽きてしまうかなと。

今回の「スゴ撮」は、コンビニ大手3社が展開する今注目のバラエティ中華まんのおいしさの秘密を調査する。

【ファミリーマート】見た目も餃子&4種のチーズ×カレーまん

まずはファミリーマート。

この時期食べられる中華まんは、「熟成生地の本格肉まん」「極旨 黒豚まん」「旨辛肉まん」「北海道産小豆のこしあんまん(ごま風味)」「チーズ肉まん」「チーズたっぷりピザまん」「餃子まん」「チーズカレーまん」の全8種類。

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バラエティ中華まんは3種類で、12月10日に発売されるオレンジ色の皮が特徴の「旨辛肉まん」はテレビ初公開。

皮にはスパイスが練りこまれ、中は肉まんの具材をベースに甜面醤・豆鼓醤・豆板醤が使われた、辛い物が好きな方にお勧めの一品だ。(税別139円 ※沖縄では取り扱いなし)

井上清華アナウンサー:
ピリッとコクのある辛さが口の中に広がります

続いては、形や焼き目にもこだわった「餃子まん」(税別167円 ※一部店舗では取り扱いなし)。中には豚肉にキャベツ・ニラ・しょうが・にんにくなど、餃子の具材が入っている。

そして、黄色い皮からたっぷりのカレーと共にあふれ出す、自慢のとろけるチーズが入った「チーズカレーまん」(税別121円 ※一部店舗では取り扱いなし)。

さっそく街の人に食べてもらうと…

女性A:
おいしいです!

男性A:
チーズは結構多い、強いなと感じました

と好評。特別に三重県津市にある井村屋の本社工場を取材させていただき、チーズの秘密を取材した。

ファミリーマートでは、昨シーズンも「チーズカレーまん」を販売していたが、今シーズンはさらにチーズを約20%増量。チーズの種類も昨シーズンの3種類から4種類となっている。

井村屋 開発部 赤阪忠厳課長代理:
モッツァレラとゴーダチーズを使用することで伸び、チェダーとパルミジャーノレッジャーノを使用することで旨味。この4種を組み合わせることで、伸びと旨味のあるチーズに仕上げております。

【セブンイレブン】厳選チーズと肉汁&たっぷりコーンまん

続いて、セブンイレブン。

「ふんわり濃厚ごまあんまん」「もっちりジューシー肉まん」「やりすぎ!極辛麻辣まん」「特製豚まん」「3種のチーズ肉まん」「つぶつぶつぶつぶ コーンポタージュまん」「とろ~りチーズのもちっとピザまん」など、この時期7種類の中華まんを発売していて、そのうちの3種類がバラエティ中華まんだ。

「3種のチーズ肉まん」(税別120円 ※一部店舗では取り扱いなし)もチーズのおいしさが堪能できる商品。中を開くと、たっぷりの肉汁とチーズが広がっていた。

女性B:
えっおいしい!肉っぽくてチーズっぽい

どうやって生地に包んでいるのか?茨城県牛久市の中村屋つくば工場で見せてもらった。

井上清華アナウンサー:
大量のチーズが窯の中に入っていきます。

200パターン以上の組み合わせの中から選び抜かれたというモッツァレラ・ゴーダ・パルメザンの3種類のチーズを窯に投入。そして、それぞれ容器に入った生地と肉とチーズの具材が、パイプを通って1つに集められ、中華まんとして包まれていく。

中村屋 つくば工場 野口隆浩工場長:
私どもでは「三重包餡(さんじゅうほうあん)」という言い方をしております

これにより、中央にチーズ、その周りに肉、外側に生地という、食べた時に一番おいしさを感じられるバランスができるのだという。

また、セブンイレブンではこんなバラエティ中華まんも登場。皮が黄色いこちらの中華まん。その中身は?

男の子A:
コーンスープ味だね~

男の子B:
コーン好きな人には、これ人気になると思います

中に入っているのは、コーンポタージュ。

「つぶつぶつぶつぶ コーンポタージュまん」(税別130円 ※一部店舗では取り扱いなし)を開くと、中からたくさんのコーンの粒が溢れてきた。
コーンスープにパンを浸して食べるような味わいを1つの中華まんで楽しむことができる。

続いては、皮が真っ黒な中華まん。気になるお味は?

女性C:
辛い!(お茶を飲む)

男性B:
自分、辛いの好きなので結構好きです

その名も「やりすぎ!極辛麻辣まん」(税別138円 ※一部店舗では取り扱いなし)。中身を見てみると、スパイスがちりばめられたお肉が入っている。

実はこの商品、激辛の料理を愛する「マー活女子」と共同開発したもので、唐辛子・一味唐辛子・ラー油・花椒油・黒コショウなどが使われ、セブンイレブン史上、最も辛くて痺れる中華まんだという。

【ローソン】本格酢豚&濃厚生キャラメルまん

最後はローソン。

この時期は、「とろーりチーズのピザまん」「ジューシー肉まん」「特肉まん」「チーズスパイスカレーまん」「北海道産小豆のごまあんまん」「生キャラメルまん」「北京飯店監修 酢豚まん」の7種類の中華まんをラインナップ。

そのうち、バラエティ中華まんは2種類。

まずは、12月24日に発売される「北京飯店監修 酢豚まん」(税別222円 ※一部店舗では取り扱いなし)の中身をテレビ初公開!

大きめに切られた肉は、最大で約4cmのイベリコ豚の肩ロース。さらに、赤ピーマン・黄ピーマン・玉ねぎといった3種類の野菜が盛り込まれ、横浜中華街の名店「北京飯店」が監修した本格志向の酢豚まんだ。

井上清華アナウンサー:
本格的な酢豚を食べている気がします

そして、茶色い皮の「生キャラメルまん」(税別139円 ※一部店舗では取り扱いなし)。

北海道産の生乳を使った外側のキャラメルのソースと、中央のバタークリームが2層になっている。さらに、ダイス状にカットされたアーモンドも配合されていて、カリカリとした食感も同時に楽しめる。

ローソン 商品本部 鈴江裕子さん:
いろいろな味で中華まんを楽しんでいただけるよう、バラエティ豊かな品揃えを心掛けて、お客様に楽しんでいただけるような品揃えをしていきたいと思っています。

みなさん、気になる中華まんは見つかっただろうか?激辛まんやチーズまんなど、類似の中華まんを各社で食べ比べてみるのもいいかもしれない。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』12月6日放送分より)