使っていない口座は手数料を取られる時代に!?

三菱UFJ銀行が2年間入金や出金などの取引がない口座について、年間1200円程度の手数料を取る案などを検討していることが分かった。

口座への手数料はメガバンクでは初めてのことで、2020年の秋以降に新たに開設した口座が対象となるという。

ここでポイントとなるのが、現在持っている口座は関係ないのかという点だ。これについて第一生命経済研究所の永濱利廣さんは「将来的には今持っている口座にも手数料が導入されるかもしれない」と指摘している。

つまり使っていないけど家に眠っているといったような口座があった場合、持っているだけで手数料がのしかかり家計の負担となる時代が来るかもしれないのだ。

使っていない銀行口座がどれくらいあるか?街で聞いてみると…

女性(30代):
あります。1つ放置しています。地元から引っ越してきたので、支店がなくて解約できない

女性(40代):
3つはありますね。20年以上放置ですね

女性(50代):
就職先で給料の口座を指定されたりするじゃないですか。退職するともう使わなかったりする。そうすると口座が眠っちゃいますよね

低金利でお金を預かっても儲からない時代に…

実は一昔前には、銀行ではティッシュやカレンダー、洗剤などを配りながら、預金はいくらでもいいから口座を開いてくださいと頼んで回る時代があった。

当時は銀行は預かったお金の運用などで収益を出せていた時代だったからなのだが、その銀行が今はなぜ使っていない口座から手数料を取る案を検討しているのだろうか?

例えば三菱UFJ銀行の年間1200円程度という手数料。なぜ1200円程度なのか?

永濱利廣さんによると、口座の維持には通帳の印紙代、人件費、システム費用などのコストがかかるという。1つの口座あたり年間2000円から3000円ほどかかっているという。

銀行は今、長引く低金利で収益が悪化しているため、少しでもコストを負担してもらいたいと考えているのだ。

使っていない口座に手数料がかかるとしたら?これについても街の人に聞いてみた。

――使わない口座に維持費が必要になったら?

女性(30代):
解約します。使ってもいないのに維持手数料は払いたくないですね

女性(30代):
気付いたときに維持費が引かれていたらショックなので、口座の整理をしようかなとなると思う

女性(40代):
即行解約しますね。元々使ってないものなので、そこにお金を取られるって納得いかないです

クレジットカードにも年会費があるように、銀行にも“手数料”という時代が来るのかもしれない

Live News it!のスタジオでは、番組コメンテーターの吉田潮さんに話を聞いた。

加藤綾子キャスター:
時代の流れなのかもしれませんが、潮さんはどう思いますか

コラムニスト・吉田潮さん:
もうメガバンクにあまり何を期待していないというか、銀行じゃない第三の会社なり機関なりがやっている“何とかペイ”とか色々あるじゃないですか。そういう形になってくると銀行も生き残りをかけるんでしょうね

加藤綾子キャスター:
そうですね。そういった背景があって、こういった戦略をこれからとっていきますよということになるのかもしれませんね。今は時代の流れで銀行のあり方も変わりましたからね

風間晋解説委員:
経済が縮んできているからなんでしょう。かつては口座があれば預金が入ってくるという時代だったんでしょうけど

(「Live News it!」12月6日放送分より)