キリンホールディングスは13日、今年の春闘で、労働組合の要求する1万3000円のベースアップに満額回答した。
ベアと定期昇給分などを合わせ、平均約7.5%の賃上げ。キリンホールディングスとしては初めての満額回答となる。
2024年度の新入社員の初任給は、大卒で2万8000円引き上げる。
キリンホールディングスの坪井純子取締役常務執行役員は「消費財メーカーでもあるので、賃金が上がっていくことで消費が活性化し、日本のマクロ経済が活性化していくことはいいことだと考える。今回の賃上げが一助になれば」としている。
一方、明治はベアと定期昇給を合わせて平均5.93%の賃上げで妥結した。ベアは月額1万5000円で過去最高。