世界シェア4位の中国スマホが日本市場に参入
スマホの世界シェア4位を占める中国の家電メーカー「シャオミ」が12月9日、日本のスマホ市場への参入を発表した。
今回、日本で投入されるスマホは2種類で、いずれも5つのカメラを搭載。
メインカメラは、世界初となる1億800万画素となっている。
ハイエンドの一眼レフカメラと並ぶ1億800万画素のカメラで撮影した写真は、拡大しても細部まで鮮明に映し出すことができる。
記者が机の上の小さな日本人形を撮影して拡大してみると、かなり鮮明に写っていることがわかる。
価格は「Mi Note10」が5万2,800円、「Mi Note10 pro」は6万4,800円で、高性能でありながら低価格となっている。
シャオミ 東アジア担当ゼネラルマネジャー・スティーブン氏:
シャオミは、ほかのどの日本市場のスマホブランドより、高い価値を提供している。
スマホの国内シェアは、Appleが44.6%を占め、依然 圧倒的な人気を誇っている。
こうした中、シャオミが日本参入を決めた理由について、専門家は...
通信料金と端末代金の“完全分離”が、端末の低価格を強みとするシャオミに追い風に
ITジャーナリスト・三上洋氏:
シャオミが今、日本に出てくる理由、この1つは分離プランになったこと。日本のスマホが高くなったので、低価格で高性能なスマホが売れるはずだというシャオミの読み。
10月からスマホの通信料金と端末代金の完全分離がスタートしたことで、端末の高額化が進み、低価格を強みとするシャオミの日本進出に追い風になったという。
また、カメラの性能を最大の特徴としている点については...
ITジャーナリスト・三上洋氏:
今、スマートフォンは成熟商品。あらゆる機能やスペックも、ほぼほぼ上限に達していて、新しい魅力を打ち出しにくい。そんな中でスマートフォンの差別化ができるのはカメラ。シャオミの今回のモデルは、1億画素。今までに全くなかった画素数。これは、カメラスマホと言っていいほど高性能。
はたして、Appleの牙城を崩すことはできるのか。
スマホ選びで何が決め手になるのか、街で聞いてみた。
iPhone XR使用・測量系の職業(30代):
もともと機械がそんなに得意ではないので、わからないことがあったら周りに質問できるような機種がいいかなと思い、選びました。
Xperia使用・学生(10代):
僕はSONYの製品が好きなので、Xperiaにしています。そもそも互換性みたいな感じで選んでいて、周りの家電は全部SONYで統一している。
Android使用・事務職(20代):
(選ぶポイントは)画素数と容量。修理の時、iPhoneはApple Storeに出さないとダメと聞いたので、そうなると面倒くさい。
iPhone SE使用・メーカー勤務(30代):
(選ぶポイントは)そんなに手が大きくないので、サイズかなと。結構大きいと、すぐ手から落ちてしまうので。小さい携帯は壊しにくいかなと。
Android使用・医療機器系(40代):
Androidはカメラの機能がキレイっていうのと、マイクロSDカードに画像とかダウンロードできるので。iPhoneだと、それができないので、それでAndroidを選びました。
重視するポイントはさまざまなようだが、シャオミの日本上陸によって、また1つ 選択肢が増えそうだ。
(「Live News α」12月9日放送分)