越前市出身の絵本作家「かこさとし」さんの作品の魅力を語る講座が25日、福井県立図書館で開かれ、原点はふるさとの風景があると解説した。

県ふるさと文学館は、文学への関心を高めてもらおうと定期的に講座を開いている。

今回は、仁愛大学の名誉教授で、かこさとしふるさと絵本館の館長も務める谷出千代子さんが、かこさんの作品の魅力について講演した。

谷出さんは「かこさんは、たびたび村国山や日野川など武生の風景を描いているが、記憶を頼りにどれも忠実に描かれていた」というエピソードを披露し、「幼少期の8歳まで過ごした武生での思い出がずっと心に焼き付いていた」と解説した。

また、講演では、紙芝居愛好家グループ「越前らくひょうしぎの会」の会員による紙芝居の上演も行われた。語り手がかこさんの代表的な紙芝居作品を感情豊かに読み上げると、訪れた人たちは熱心に聞き入っていた。