岸田首相が衆院政治倫理審査会に自らも出席し公開の形で政治資金問題について説明する意向を表明したのを受け、与野党は29日に審査会を開催する方向で調整に入った。
出席の対象者は岸田首相と安倍派の塩谷元文科相、西村前経産相、松野前官房長官、高木前国対委員長、二階派の武田元総務相の計6人とみられるが、この中に公開に難色を示している議員もいることから、出席者や公開の形式について与野党で詰めの協議が行われる。
一方、野党4党の国会対策委員長は国会内で会談し、安倍派と二階派の幹部5人の政治倫理審査会への出席が確定しない限り、予算案の審議日程の協議には応じられないとの方針で一致した。