自民党の石破元幹事長を中心とするグループの勉強会が27日、約8カ月ぶりに再開し、元石破派の議員に加え、二階派・安倍派・茂木派・無派閥の菅グループなどから、議員計15人が出席した。
勉強会で、石破氏は、自身のライフワークでもある「防災省の必要性」をテーマに講演した。
今回の勉強会の再開については「別に何らよこしまな意図があるわけでも何でもない。私も38年もこの仕事をやっているが、これ知らなかったな、これわからないなということがたくさんあるので、お知恵を借りられたらありがたい」と語った。
石破氏は、2015年に石破派「水月会」を旗揚げしたが、2021年末に派閥を解消して勉強会に衣替えし、勉強会も23年6月以来、休止してきた。
石破氏としては勉強会の再開を通じ、9月の自民党総裁選を見据えた党内での足場固めを進める狙いがある。
自民党内では総裁選を見据え、高市早苗経済安保相も勉強会を開いていて、2月の会合にはこれまでで最多の19人の議員が参加した。
石破氏の勉強会の出席者15人の名前と所属派閥(解散決定した派閥を含む)は以下の通り。
石破茂(無派閥)、泉田裕彦(二階派)、今村雅弘(二階派)、菅家一郎(安倍派)、木村次郎(安倍派)、平将明(無派閥)、高木宏壽(二階派)、田所嘉德(無派閥)、谷公一(二階派)、冨樫博之(無派閥)、藤井一博(無派閥)、星野剛士(無派閥)、細野豪志(二階派)、舞立昇治(無派閥)、山下雄平(茂木派)