立憲民主党の泉代表は23日、長崎県内で記者団の取材に応じ、28・29の両日に安倍派と二階派の幹部5人が出席して行われる衆院政治倫理審査会(政倫審)について、公開で行うよう岸田首相が指導力を発揮すべきだとの考えを示した。
泉氏は派閥の政治資金問題をめぐる政倫審について「安倍派と二階派の幹部が来るのだから、経緯について国民の納得する説明をしてもらわなければいけない。これまで誰の指示で、どのような意思決定をしてきたのかは不透明でみんなが責任逃れをしている状況だから、政倫審を開けば、そういう経緯だったのかという納得のいく説明をしていただきたい」と述べた。
その上で、自民党が政倫審を非公開で行う方針を示す一方、野党は公開での実施を求めていることについて、「最終的に国会が決めることであって、それに今抵抗しているのは自民党だから、ぜひ自民党総裁としての指導力を発揮していただきたい」と、岸田首相が公開での実施を党内に指示すべきだとの考えを強調した。