与野党が26日に行うことで合意した衆議院予算委員会の集中審議で、自民党の石破元幹事長が質問に立つことが分かった。関係者が22日、明らかにした。
26日に岸田首相と関係閣僚に出席を求めて行われる衆議院予算委員会の集中審議では、能登半島地震への対応の他、政治資金問題や少子化対策がテーマとなる予定だ。こうした中、自民党は22日、石破氏を質問者とする方針を固めた。
石破氏が衆院予算委の質疑に立つのは、2023年2月以来、ちょうど1年ぶり。前回は、岸田首相に防衛政策について質したが、持ち時間の大半を質問に費やし「石破節」を披露した。
石破氏は、2023年12月に出演したBSフジ「プライムニュース」で、自民党の派閥の政治資金問題に関する岸田首相の対応を問われ「来年度予算案が成立したら、(首相を)辞めるというのはありだ。国民に判断してもらおうと衆議院を解散するのも責任の取り方かもしれない」と述べていた。自民党の政治資金問題を巡って、石破氏が何を質すのか注目を集めそうだ。
FNNが17・18日に実施した世論調査で、石破氏は「次の首相にふさわしい人」で、21.2%(前回調査比0.9ポイント増)を占め、昨年10月の調査以来5カ月連続でトップを独走している。
自民党関係者は「石破氏が質問に立てば面白くなるだろう」と語っている。