立憲民主党は19日午後、旧統一教会の友好団体との関係が指摘されている盛山文科相に対する不信任決議案を衆院に提出した。20日の本会議で採決される見通し。
盛山大臣は、2021年の衆院選にあたり、旧統一教会の友好団体の集会に出席し推薦状を受け取っていたほか、政策協定書にあたる推薦確認書に署名していたとの証言が出ていて、野党が辞任を求めていた。
立憲民主党の安住国対委員長は提出に先立って、盛山文科相について「これまで1週間質疑を見てきたが、旧統一教会との関係を認定せざるを得ない。これを隠していたという事実は重い」と指摘した。
その上で「22日から東京地裁において、旧統一教会の解散命令請求に対する審問が行われる予定になっている。国を代表して文部科学大臣が解散命令請求に対して審問を行うということであれば、この問題を引きずらせるわけにはいかない」と提出に踏み切った理由を説明した。
また安住氏は、「岸田内閣においては閣僚就任時に旧統一教会との関係があれば開示するようにという通達があったと聞いているが、結果的に守られていなかったのではないかということも、不信任の重要な要素になった」と述べ、日本維新の会、共産党、国民民主党など他の野党にも賛同を求めていることを明らかにした。
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