能登半島地震で断水が長期化している石川・輪島市で、ボランティアによる井戸掘りが行われた。
17日、輪島市の住宅の敷地内で始まった井戸の掘削作業。大阪のボーリング会社がボランティアで行った。
敷地を所有する野水克也さん「1カ月半以上たっていますけど、水がいまだに出ていない。井戸掘りボランティアの話があって、ぜひ家に来てほしいと手を挙げた。商店街の通り沿いでもあるし、誰でも使えるような井戸にしたい」
井戸の水は、飲み水としては利用できないが、今後は、蛇口がつくと手を洗うなど生活用水として使うことができる。
株式会社メーサイ・喜安笑子マネジャー「きれいな水が出る井戸が無事作れたのでよかったです。安心しています」
一方、珠洲市では、市内で2カ所目となる産業廃棄物の仮置き場が設置された。
利用者「(近所にできたのは)本当に楽です。ありがたかった」「(蛸島に行くだけで)1時間くらいかかってたので。今は3分くらいです」
珠洲市では、今回の地震で、年間排出量で132年分の災害廃棄物が発生すると見込まれている。