「政治とカネ」の問題を巡り、自民党の二階俊博元幹事長は16日、衆院の政治倫理審査会(政倫審)に出席する考えがあるかについて、「回答は差し控える」とした。
派閥の政治資金事件を受け、野党は、安倍派・二階派の幹部らが、政倫審に出席して、直接、説明するよう要求している。
二階氏に対し報道各社は、「政倫審に自ら出席する考えがあるか」「審査会で出席要求が議決された場合、出席する考えはあるか」を書面で質問していたが、二階氏の事務所は「仮定の質問なので回答は差し控える」とのコメントを文書で発表した。
また、「いずれにしても、法令等に則り対応する」ともコメントした。
自民党のアンケートの結果によると、二階氏は、2018~2022年の5年間について、記載漏れの額が最も多い3526万円だった。