自民党の派閥の政治資金事件を巡り、与野党は16日、衆院政治倫理審査会(政倫審)の幹事が協議し、野党側は、キックバックの不記載が判明した衆院議員51人全員の出席を要求した。
派閥パーティー収入のキックバックについて、安倍派・二階派の幹部らによる弁明を求めている立憲民主党など野党は、政倫審を開催するよう13日に田中審査会長に申し入れを行っていた。
与野党で対応協議するため、政倫審の幹事懇談会が、16日午後、国会内で開催。
野党側は、キックバックの不記載が判明した自民党の衆院議員51人について、全員が政倫審に出席することを要望し、各議員に出席するかの意思の確認をするよう求めた。
特に、安倍派・二階派の幹部は必ず出席するよう要求した。
また、収支報告書の訂正を済ませている議員、済ませていない議員を整理することも要望。
さらに、キックバックの存在を知っていた議員などについて、氏名を明らかにするよう求めた。
与党側は、検討した上で回答するとした。