国の認証試験で30年以上、不正を行っていたことが明らかになり、2023年12月から一時国内全ての工場で車の生産を停止していたダイハツ工業が13日会見し、松林淳会長と奥平総一郎社長が退任し、後任の社長にトヨタ自動車中南米本部本部長の井上雅宏氏が就任すると発表した。
また副社長にはトヨタ自動車のLexus International Co.の桑田正規氏が就任する。
ダイハツは認証試験で不正が発覚し、一時国内全ての工場の操業が停止していたが、12日京都工場で一部車種の生産を再開し、約850人の従業員が1カ月半ぶりに出勤した。
京都工場では、国交省の検査などで安全性が確認された15車種のうち2車種の生産が再開されている。
ダイハツは「再発防止策」を国に提出していて、安全性が確認された他の車種も、2月26日から生産を再開する予定だ。