新たな感染者が、またしても200人の大台を超えた東京都。

感染拡大の出口が見えない中で、羨望(せんぼう)のまなざしが向けられているのが...。

杉並区民(20代)「千代田区の人はもらえていいな」

新宿区民(40代)「お隣が12万円だったら、新宿区も」

埼玉県民(20代)「(給付金もらえたら)欲しいよね、うれしいです、単純に」

感染拡大を受け、東京・千代田区は、独自に区民1人あたり一律12万円を給付する方針を固めたという。

千代田区担当者「区民の不安を払拭(ふっしょく)し、生活支援するのが目的です」

給付の対象となるのは、千代田区民およそ6万6,000人。

23区で最も人口が少ない千代田区だが、都心部に位置している。

皇居や丸の内などのオフィス街、さらに国会議事堂など国の主要機関が多く置かれる日本の中心部。

しかし、当の千代田区民に話を聞いてみると...。

千代田区民(70代)「やることがもっとほかにあるって。看護師さんたちのボーナスとかさ」

千代田区民(60代)「必要ない人もいると思うんで、一律というのは、あんまりピンと来ない」

さらには、こんな声を上げる千代田区民も...。

千代田区民(40代)「ちょっと歩くと隣の区とかあるので、(ほかの区に)ちょっと申し訳ないという気持ちはある」

千代田区のお隣、新型コロナに感染した場合、10万円が給付される新宿区。

千代田区民全員が12万円給付されることについて聞いてみると...。

新宿区民(40代)「すごい不公平感を感じます」

新宿区民(60代)「欲しいですよね。新宿区は病気(コロナ)になった人しか(給付金)出ないと話を聞いている。(もらえたら)貯蓄か旅行に」

自治体独自の現金給付としては、これまで、品川区が区民1人あたり3万円、中学生以下には5万円を支給することを発表し、話題となったが、今回の千代田区は、その額を大きく上回る1人あたり12万円。

なぜ、それほどの給付ができるのか。

千代田区担当者「給付金の財源は、財政調整基金(区の貯金)などから捻出します」

区の担当者によれば、事業費はおよそ85億円。

早ければ、10月から電子手続きではなく、郵送で申請を受け付け、1人12万円を一括給付する方針だという。