15日、東京都では、新たに165人の感染が確認され、7日連続の100人超えということになった。

依然として高い傾向にある。

まずは、東京の現状をあらためて見ていく。

東京都は、4段階の警戒レベルを設けている。

15日午後に開かれたモニタリング会議で、3段階目の「感染が拡大しつつあると思われる」から、最も深刻な「感染が拡大していると思われる」に引き上げられた。

その理由としては、感染者数が前の週と比べて、およそ1.5倍になっていること。

そして、感染経路がわからない人の数も、前の週に比べて2倍になっていること。

また、最近の新規感染者・年代・感染経路・地域のいずれも広がっているということが挙げられている。

なぜ今、このタイミングで、東京都は警戒レベルを引き上げたのか。

加藤綾子キャスター「風間さん、このタイミングでの警戒レベルの引き上げですけれども、これは、東京都は今かなり深刻な状況ということでとらえてよろしいんでしょうか?」

フジテレビ・風間晋解説委員「警戒レベルの引き上げと感染者の数というのは、タイミングの一致があると思われるんですね。この7項目のモニタリングと4色の警戒レベルですけど、先月30日に発表されて、今月2日に試験運用が始まっていますが、その日に、感染者は2カ月ぶりに100人を超えているんですね。1週間後に医療体制を1段階上げた日に今度は感染者が200人超えをしたと」

加藤キャスター「連動しているということですか?」

フジテレビ・風間解説委員「そう。となると、きょうの感染状況を1段階上げた背景には、何か水面下で動きがあるのかなと思います」

「感染が拡大していると思われる」に引き上げられたが、東京都の医療体制の状況については、現状どうなっているのか。

医療体制については、現状のまま、3段階目の「体制強化が必要であると思われる」に据え置かれている。

そして入院者数は、15日で800人を超える見通しだが、確保されている病床数は、現在およそ1,500床。

そして、宿泊施設は現在1つだが、16日と来週にかけて、2つ新しく開設されるということで、逼迫(ひっぱく)しているという状況ではない。

加藤キャスター「二木先生、この数字だけを見て、医療提供体制はまだ十分だと、とらえてよろしいでしょうか?」

昭和大学医学部・二木芳人客員教授「そうではないと、問題があると思います。入院の数も、どんどん200、400、600、800と増えてきているわけで、このペースで増えていけば、来週中には、1,500はおそらく超えるんじゃないかというぐらいの増え方ですよね。この1,500床も、もともと1,000床から増やしてほしいという要望が来て、やっと今2,800までいくところがここまでです。ですからこれは、本当ギリギリで。いわゆる、本当に受け入れ体制ができているかというと、まだ少し疑問はありますね。もう1つは、宿泊施設。今104人で196室ですが、自宅療養者が273人もいるんです。本来、仮に症状がなくても、原則は宿泊療養ですから、この人たちを受け入れる施設を大急ぎで準備する必要があります」