死因は急性循環不全

連日報道されている、“紀州のドン・ファン”こと、50億とも言われる資産を持つ野﨑幸助さんを巡る「不審な死」。

5日、野﨑さんの遺体からは多量の覚せい剤成分が検出された一方で、体に注射痕がなかったことが判明し、死因は急性循環不全だったこともわかった。

死因と覚せい剤との因果関係について、法科学研究センター・雨宮正欣所長は、
「急性循環不全は心臓や循環器系に異常をきたす症状で、覚せい剤が体内に入ることで急性循環不全は十分に起こりえることで、77歳という年齢を考えて心臓が耐え切れなくなったのでは」と話した。

また、「通常、覚せい剤を自ら摂取する際に『飲む』形をとる人は少なく、注射痕もないことから誰かに飲まされた可能性もある」とした。

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強い警戒心…自宅周辺の防犯設備を強化

殺害された疑いも含めて捜査される中、野﨑さんの身に何があったのか。

55歳年下の妻との関係について家政婦の証言では、野﨑さんが妻を溺愛していたといい、その一方で、40年来の友人は「野﨑さんと親しい友人はまずいない。『金の匂いして近づいてくる人にはやっぱりあまり良い人はいない』と野崎さんが言っていた。世間の風当たりが強くなったり、裁判もいっぱいやっているから」と明かした。

野﨑さんが世間からの注目度を警戒し始めたきっかけは、過去に起きた2つの事件でのテレビでの発言だという。

2016年に20代の女性に6000万円を超える現金と貴金属を盗まれた際には、野﨑さんは「1億円は紙切れみたいなもの」と発言。

また、2017年2月に現金などを盗まれる被害に遭った際には「怖くはありません。狙われるのは男の勲章なんです」と言っていた。

こうしたこともあり、2017年12月に野﨑さんは自宅周辺の防犯設備を強化した。

野﨑さんの40年来の友人は、「最近になって自宅の外側にあんな大きな壁作った。それまでは石垣があって、その上には生垣があった。そこ乗り越えて家に行こうと思ったら行けた」と話す。

夜に野﨑さんの自宅を訪れると、複数の防犯カメラに加えて街灯よりも明るい照明が家の周囲を照らしていた。

友人であるデヴィ夫人は「恨みを買うってことはあったと思います。彼は、1度恨みを買って日本刀か何かを持って家に入られて手を切ったことがあるんです。それで、最後は防犯カメラをお家の周り、四方八方、夜も白昼のごとく明るい防犯カメラをつけていました」と明かした。

野﨑さんが亡くなってから2週間。

4日の夜、55歳年下の妻は記者の質問に対して何も語ることはなかった。

葬儀に参列したという親戚の男性は、資産家である野﨑さんの遺産を目当てにしている人はいないと言い切り、別の親族も妻に財産がいくことについて「野﨑さんが亡くなっても財産をほしい人はいない」と話した。

殺害された疑いも含めて捜査が進む中、警察は、覚せい剤の摂取に至った経緯と死因との因果関係を慎重に調べている。

(「めざましテレビ」6月6日放送分より)
 

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