「国難をもたらすような巨大災害が起きれば日本は世界の最貧国になりかねない」

南海トラフ発生時の被害想定CG(提供:内閣府)
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今月7日、土木学会は今後30年以内に70~80%の確率で発生するとされる「南海トラフ巨大地震」起きた場合、長期的に1410兆円の被害がでる可能性を発表した。これは今の国の予算のおよそ14倍に上り、土木学会は国民生活の水準を長期に低迷させる「国難」になると指摘している。
土木学会の会長は記者会見で「国難をもたらすような巨大災害が起きれば日本は世界の最貧国になりかねない」と話した。

意外とおいしい?水だけで食べるカップラーメン 身の回り品を使った活用術

首都直下地震発生を想定した大規模訓練

こういった大震災に備えるため、警視庁・池上警察署は今月3日、首都直下地震発生を想定し大規模な訓練を行った。
大田区の住民ら450人以上が参加した訓練では、毛布を使った簡易担架の作り方や、水だけでカップラーメンを試食するなど、身の回りのものを使った災害時に役立つ活用術が池上署員らによって伝えられた。

池上警察署 西村伸夫 警備課長

大規模訓練を行った警視庁・池上警察署の西村伸夫警備課長は「あらゆる災害を想定し街の方々と一緒に訓練していくことは重要で、繰り返し行っていくことが大切だと思います。」と話している。

(左)毛布を使った簡易担架 (右)水だけで食べるカップラーメン

国や警察だけでなく「官民一体」となった自然災害への対応

自然災害はいつ起こるかわからず、またどれだけの規模で起きるのかもわからない。
2011年の東日本大震災以降、国や警察だけでなく、民間事業所、住民などが「官民一体」となり、大規模な自然災害に対応できる街作りを目指している。

国難をもたらすような巨大災害が起きたとしても、世界の最貧国にならないために、私たち1人1人が今できることは何があるのかを考え、日々の生活の中で実践していくことが大切である。

首都直下地震発生時の被害想定CG(提供:内閣府)

(取材:フジテレビ 社会部 警視庁担当 河村忠徳)