1000年以上前から続く岩手県奥州市の黒石寺蘇民祭が、2024年を最後にその歴史に終止符を打つことが12月5日に発表されました。
運営する世話人会などの高齢化が進んだことによる担い手不足が要因とされています。

これは5日に黒石寺の藤波大吾住職が会見を開き発表しました。

それによりますと、蘇民祭を運営している世話人会など関係者の高齢化にともない、神事に使う木材の調達や2日間にまたがる祭りの実施が、体力的に難しくなったためとしています。

最終開催となる2024年は、蘇民袋争奪戦は行うものの、柴燈木登りなど一部の行事を省略し、2月17日の午後6時から11時まで日付をまたがない形の短縮スケジュールで行われます。

妙見山黒石寺 藤波大吾住職
「(檀家や地域の)外から人を入れるのでなく、ずっと続いてきている人間が続けて行う、その役割をする人がもし途絶えたならばそこまで、という考え方です」

黒石寺の蘇民祭は1000年以上の歴史がある健康や豊作を祈る伝統行事で、最盛期には参加者・見物客あわせて4千人が訪れました。

藤波住職は「蘇民祭は黒石寺の薬師信仰を伝え広める一つの手段であり、今後は別の方法で地域の信仰をつないでいきたい」と話していました。

岩手めんこいテレビ
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