熊本県を中心に甚大な被害が出ている、今回の豪雨災害。

現地では復旧作業が行われているが、12日は気温が30度を超えた地域もあり、ボランティアが体調を崩すなど、厳しい状況が続いている。

朝早くから、熊本・人吉市のボランティアセンターを訪れた大勢の人たち。

ボランティア参加者「きのうも来たんですけど、(中止で)なかったので、きょうまた来たんですが、何か力になれればと思ってます」

その背中には、「がんばろう熊本」の文字が。

ボランティアは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、熊本県内に住んでいる人に限定している。

検温と手の消毒を済ませると、被災した住宅へ。
水に漬かった食器棚や、冷蔵庫などを運び出した。

ボランティア参加者「タンスとかは特に中身は抜いていますが、(水を吸って)重い感じです...」

依頼した人「あっという間に片づけていただいて、本当にありがたかったです!」

人吉市では、最高気温が30.7度と真夏日となり、ボランティアが体調を崩し、救急車が駆けつける場面もあった。

球磨村では、孤立集落となっている糸原地区に残っていた4人が、自衛隊のヘリコプターで救助された。

ペットの犬を連れて避難した、糸原栄典さん。
先に避難していた家族と、久々の再会を果たした。

孤立集落から避難した糸原さん「(困ったのは)電気ですね、電気がないと何もできない。物資を送っていただいて、大変ありがたかった」

大分・日田市では、被災した人たちのために、炊き出しが行われた。

女性「少しでも、その時だけでも、幸せって思っていただければ」

おにぎりは、浸水した住宅で片づけをしている住民などに配られた。

一方、大雨で大きな被害が出ている岐阜県では、瑞浪市の神明神社にある杉の大木が11日夜、倒れた。

この御神木は、高さおよそ40メートル。

樹齢1000年以上とされ、県の天然記念物にも指定されている、地区のシンボル的な存在だった。

長野・豊丘村では、土砂崩れの現場を見に行った竹内啓二さん(58)が、再び起きた崩落に巻き込まれ、川に転落した。

竹内さんの息子「川の中で半分水につかる形で、あお向けで見つけた。『助けてくれ』の一言だった」

竹内さんは、足を骨折する大けがをしたが、命に別条はないという。