21日から始まった補正予算案の実質的な審議で岸田首相は、身内の自民党からは苦言、野党からは激しい追及を受けた。

21日から国会で始まった、補正予算案の実質的な審議。

支持率が低迷する中、岸田首相にとって厳しいスタートとなった。

自民党・若宮政調会長代理「わずか数週間の間に、副大臣や政務官が3人、相次いで辞任すると。国民からの信頼をどのように回復していこうとしているのか」

岸田首相「任命権者として重く受け止めている。先送りできない課題に対して結果を出していく、強い覚悟を持って努力を続けていきたい」

身内の自民党から呈された、副大臣などの「辞任ドミノ」への苦言。

岸田首相「任命権者として重く受け止めている。先送りできない課題に対して結果を出していく、強い覚悟を持って努力を続けていきたい」

一方、野党は自民党の5つの派閥で、パーティー券収入が収支報告書に記載されていなかったとして告発された問題を激しく追及。

立憲民主党・泉代表「各派閥で収入の不記載、合計で4,000万円を超えるのではないかと。総理が会長である宏池会は200万円台。総理は改善を指示したのか」
岸田首相「ご指摘を受けて、収支報告書を訂正したという報告は受けている」

自身の派閥については、収支報告書を訂正したことを明らかにした岸田首相。
その後も釈明に追われた。

立憲民主党・大西議員「これほど多額の不記載を、単純なミスと見ることはできないと思う。自民党として説明責任を果たすように、指示してもらえないか」
岸田首相「宏池会(岸田派)としては訂正を行ったうえで、今後こうしたことが起こらないように、しっかりと対応してまいりたい。訂正を行っても対価の支払総額、これは全く変わっていない。裏金うんぬんというご指摘は当たらない。各政策集団(派閥)がそれぞれ、説明責任を果たすべきであると考える」

野党は22日も追及する構え。

フジテレビ
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