岸田内閣の支持率下落が止まらない中、国会では、21日から衆議院の予算委員会で、補正予算案の実質的な審議が始まった。
最新情報を国会記者会館から、フジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えする。
質疑は自民党から始まったが、冒頭で副大臣などの「辞任ドミノ」について苦言が呈され、岸田首相が臨む論戦の厳しさの象徴といえそう。
自民党・若宮政調会長代理「わずか数週間の間に、副大臣や政務官が3人相次いで辞任をすると。現在の傷ついた国民からの信頼を、どのように回復していこうとしているのか」
岸田首相「政治に対する信頼が揺らいでいるという点について、まずは謙虚にこういったご指摘・批判を受け止めなければならない」
岸田首相は、「国民の声を丁寧に聞きながらも、最後は自ら決断し結果を出す」として、物価高騰など先送りできない課題への取り組みを信頼回復につなげる立場を強調し、「強い覚悟を持って、努力を続ける」と述べた。
21日午後には、立憲民主党の泉代表をトップに野党側が、新たに浮上した自民党の派閥の政治資金の問題を含め追及する構えだが、首相周辺からは「打つ手はない、耐えるしかない」との声も出ている。