国会では、2023年度補正予算案の審議が始まり、野党は自民党の派閥のパーティー券に関する問題などを追及した。
補正予算案に関して立憲民主党は、鈴木財務相が「税の増収分はすでに使っている」と発言したことで、所得減税の根拠はなくなったと追及し、岸田首相は「コロナ禍の際に納めた税金が戻ってくるという意味で還元そのものだ」と理解を求めた。
また共産党は、自民党の5つの派閥のパーティー券収入およそ4,000万円分が、収支報告書に記載されていなかったとの告発について追及した。
共産党・岩渕議員「訂正すればすむ問題ではありません。長年にわたり、パーティー券収入の虚偽記載によって、巨額の裏金作りが行われていたのではという重大疑惑」
岸田首相「まずは、各政治団体がそれぞれの責任において原因を点検し、必要な対応を行うべき」
一方、自民党の主な派閥は「事実確認したうえで、適正に対応する」などとコメントしている。