長野市中条で野沢菜を自分で収穫し購入する、恒例の「お菜とりツアー」が週末から始まりました。19日は、野沢菜を覆うほどの雪がありましたが参加者は、かき分けながら収穫を楽しみました。

雪で覆われた野沢菜。北アルプスを望む標高850メートルの長野市中条の畑です。

19日の朝は多いところで20センチほど積もっていました。雪をかき分け野沢菜を収穫します。

35年続く毎年恒例の「お菜とりツアー」が週末から始まりました。

11月のこの雪。何度も参加しているという人もー。

篠ノ井から:
「(雪かき出していましたけど…)そんなこと一度もないですね。雪の中、とるなんてことは」

前橋から:
「(野沢菜に)雪が乗っていて、寄せようとすると折れちゃうんですよ、茎が。まず雪を落とさないとダメですよね。今年はね、夏からいきなり冬に来たということでしょうね」

ツアーでは自分の好きなだけ収穫し購入することができます。

今年は猛暑の影響が心配されましたが、こちらの畑では例年通り育ったということです。

さて、毎年人気のツアーですがその理由は「安さ」。1キロ50円で購入することができます。

19日は雪で大変でしたが、参加者はたくさん収穫していました。

前橋から:
「これ(野沢菜)友人・知り合いに分けてやるのが楽しみなんです。『これぞ本物の野沢菜だ』って」

長野市から:
「(野沢菜を)漬けるとやっぱり市販のものよりおいしいかなと気持ち的にはしている」

計量するとー。

小林野沢菜園:
「9.6キロだね」

例年より早く雪が積もった中条。ただ、農園によりますと雪によって野沢菜の味が濃くなるということです。

小林野沢菜園・小林幸繁さん:
「もう40何年(野沢菜園)やっているが初めてです、こんな時にこんなに(雪が)たくさん降るのは。まだ暖かいからね、(雪が)消えると菜っぱがおいしくなります。いい天気の日に来て(野沢菜を)とって景色を見ていってもらえれば最高です」

お菜とりツアーは中条地区3カ所の畑で12月中旬まで行っています。(野沢菜完売もしくは積雪次第で終了)

長野放送
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