捨て犬などの保護や殺処分を行う富山県の動物管理センターを、動物愛護施設として改修する方針が県の検討会で示されました。

県が20日開いた動物管理センターのあり方検討会で示されました。
県の動物管理センターは「野犬処理センター」として1966年に設置され、80年代には1年に数千頭の犬が殺処分されていましたが、近年は動物愛護の観点から数頭から数十頭にとどまっています。

こうしたことから、県では動物の保護に重点を置いて施設を改修することにし、ドッグランやトリミング施設を設けるなど設備を拡充することにし、現在、厚生センターが行っている保護の窓口業務の一部も管理センターが担うことにしています。

県は「殺処分施設のイメージ」を払拭し、「動物とのふれあい施設」をめざすとしていますが、検討会に参加した委員からは「動物が苦手な人からの声も聞いて課題を洗い出すべき」などの意見も出され、今後の整備の参考にする方針です。

富山テレビ
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