岩手県は11月20日、生活困窮世帯への灯油購入費の助成などを盛り込んだ総額28億円の補正予算案を発表しました。
達増知事は20日、総額28億円の補正予算案について発表しました。
それによりますと、値上がりを続ける灯油の購入費補助、いわゆる福祉灯油実施などのために約3億4200万円が計上されています。
達増知事
「今回は生活困窮世帯に対する灯油購入費等の経済的負担軽減に要する経費を先行して計上しました」
補助は住民税非課税世帯のうち、高齢者世帯や障がい者世帯・ひとり親世帯などのほか、生活保護法による被保護世帯が対象で、県内の97623世帯が支給対象となります。
基準額は1世帯あたり7000円で、これは2011年度以降、県が実施してきた中で過去最高額です。
このほか約23億5000万円が人事委員会勧告に基づく給与改定に要する経費などとして計上されます。
補正予算案は11月28日召集の県議会に提出されます。