長崎ならではの縁起物のお菓子の話題です。
カステラの上に縁起がいいとされる桃をあしらった「桃カステラ」。
その味と技を守るため、15日に認定審査会が開かれました。
初節句やお宮参りなどのとき、縁起物として親しまれているのが「桃カステラ」です。
県内の菓子店などでつくる県菓子工業組合による「桃カステラ」の審査が行われました。
今回は県内45社から応募がありました。
店によって味はもちろん大きさや色、材料も異なります。
組合では味と技を守るため2008年に「桃カステラ」を商標登録し、定期的に審査会を開いています。
長崎県菓子工業組合 岩永徳二 理事長「桃カステラは長崎県の菓子工業組合の大事な宝」「見た目の美しさが大事。そして食べておいしい、そこを重要に」
味や香り、見た目だけでなく、断面のキメの細かさも審査の対象です。
御菓子處 双葉屋 平 健蔵 代表「(全体的に)昔より良くなっている」
長崎県菓子工業組合 眞崎晋一 専務理事「カステラの部分、風味や色味が良かったり」「皆さんレベルアップしていると見て取れる」
審査をクリアした店には後日、商標使用許可証が送られます。
より良い「桃カステラ」を作ってもらうため、場合によっては店舗へのアドバイスも
あるということです。