戦争で亡くなった、鹿児島県出身者らの霊を慰める追悼式が鹿児島市で行われました。

追悼式は戊辰戦争から、太平洋戦争までの8万5000人を超える戦没者らの霊を慰めるため、県が毎年開催しています。

59回目の2023年は4年ぶりに人数制限を設けず、約700人が参列しました。

式では遺族を代表し、義理の父と実の兄を太平洋戦争で亡くした、鹿児島県いちき串木野市の宇都トミ子さんが追悼の言葉を述べました。

遺族代表・宇都 トミ子さん
「平和の大切さを伝え、戦争犠牲者をなくし、私達たちのような遺族をなくすことは、遺族が忘れてはならない使命だと思います」

その後参列者は献花を行い、犠牲となった戦没者たちに思いをはせ、平和への誓いを新たにしていました。

参列者
「参列者も、毎年減っていく状況なので、私も元気なうちは参加して供養をしていきたい」

鹿児島テレビ
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