熊本県を襲った豪雨。氾濫した球磨川が流域の住宅などに押し寄せ冠水。

いまだ被害の全容判明には至っていない。

2019年に台風19号で浸水被害を受けた高齢者施設は、沈痛な思いで被災地を見つめていた。

<福島県須賀川市にある「グループホームすずらん日向」>

2019年の台風19号で床上浸水の被害に遭った。

豊心会「グループホームすずらん日向」橋本正明介護福祉士:「見た瞬間から、『これからどうしたらいいんだろう』という、思いには駆られた気がします」

被災の教訓を生かし高台にある別の施設には3日分の食糧や水を備蓄。

さらに避難ルートを見直すなど水害への備えを強化してきた。

熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」では建物が浸水し入所者など14人が心肺停止の状態で見つかった。(7月6日午後6時時点)

豊心会 橋本好博副理事長:「本当に他人事とは思えないような形で…本当に『早い段階で』というところが、警報が出る前の時に意識していくところと、避難する時間帯も空振りになっていいので、避難する勇気を持つことは大事なことなのかなと思いました」

対岸の火事ではないー

被災状況に胸を痛めながら、いま同じ災害が起きたらどうすべきか?

コロナ禍の避難にも不安を感じながら入所者の命を守ることを考え続けている。

豊心会 橋本好博副理事長:「避難に躊躇してしまうということが大きく、避難をするということは他者と会う機会が多くなるということなので。非常に悩ましいところで、正直、不安しかないところが正直ところですね…」