松野官房長官は12日、パレスチナ自治区のガザを実効支配するイスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの攻撃を「テロ攻撃」と表現して「断固として非難する」と述べた。
ハマスの攻撃について、松野長官は12日午前の記者会見で初めて「テロ攻撃」との表現を用いて非難した。
「テロ」の表現は、欧米の主要国と足並みを揃えた形だ。
また、松野長官は在留邦人の安全確保に万全を期す考えを改めて示した。
一方、ガザがイスラエル軍に包囲され発電所が停止するなどの現状について「日々、人道状況が深刻化している」と指摘し「現地の情勢を深刻な懸念を持って注視している」と述べた。
その上で「国際社会と連携しつつ、様々な外交努力を行っている」と強調した。