5日に投開票された東京都知事選挙で、再選を果たした小池百合子知事が、一夜明けた6日午前、首相官邸を訪れ、安倍首相と面会した。

安倍首相は、会談の冒頭、再選に対し祝意を伝え、小池都知事もそれを笑顔で受け取った。

安倍首相は、都内での新型コロナウイルスの感染者の増加をふまえ、感染拡大防止のために、引き続き、東京都と連携していきたい旨を伝えた。

これに対し小池都知事も、「コロナの感染症拡大防止は、喫緊の課題だ」と応じ、両者は連携を確認した。

安倍首相は、東京オリンピック・パラリンピックを2021年に控え、コロナに打ち勝たないといけないとの趣旨を述べたが、連日のコロナウイルス対策や災害対応での疲れ、マスクの影響もあってか、声は小さく、カメラマンのシャッター音にもかき消されがちだった。

会談後、小池都知事は取材に応じ、報道陣が退出したあとの安倍首相とのやり取りとして、東京都での感染者増加について「陽性者が増えているが、重症者が少ない点が各国と異なる」などと意見交換したことを明かした。

また、2021年の東京大会に関して、安倍首相から、世界全体のワクチンの開発状況などについて説明があり、小池都知事からは、東京版のCDC(疾病対策センター)を作っていくうえで、ワクチン開発の支援もしていきたい旨を伝えたという。

さらに小池都知事は、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長から再選のお祝いメッセージを受け取ったことを明かしたうえで、コロナ対策や追加経費などの課題について、今後、国や組織委員会、IOCなどと具体的な話に入っていくと述べた。